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仁徳天皇陵(大仙古墳)・堺市博物館・大仙公園 散策と紹介(大阪・堺市)

仁徳天皇陵の拝所か正面を見る 南大阪のスポット案内
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百舌鳥古市古墳群 仁徳天皇陵(大仙陵古墳)周辺を歩く 博物館と公園

仁徳天皇陵古墳、堺市博物館、大山公園に行ってきました。仁徳天皇陵周辺を歩いたのですが、今日は陵の南側、大仙公園を歩いてきました。仁徳天皇陵と大山公園は隣接しており、堺市博物館は大山公園の中にあります。大山公園には茶室、日本庭園もあり、とても楽しめる地域です。

(この探索は2024年5月現在の情報です)

百舌鳥駅から仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳へ)

仁徳天皇陵はJR阪和線の車窓からも見えます。

JR阪和線の百舌鳥駅を下車します。阪和線ですので関西空港からは1本で来れます。

百舌鳥駅東口

百舌鳥駅は漢字では3文字ですがひらがなでは2文字という珍しい地名が駅名になっています。

百舌鳥駅は上下線で改札が別々です。大阪市内から百舌鳥駅に着くと右へ踏切を渡って進みます。

その前にこの駅を出てすぐに線路をまたぐ跨線橋(歩道橋)がありますが、この上から仁徳天皇陵を眺めるとキレイに見えるとあるサイトに書いてあったので上がってみました。

百舌鳥駅南側の跨線橋の上から見た仁徳天皇陵

うーん。微妙ですね。

収塚古墳 小さな古墳の話

仁徳天皇陵に行くまでに駅のすぐ近くに小さな古墳があります。収塚古墳です。

仁徳陵の倍塚(ばいちょう:関係者や関係する物が葬られていた)と考えられていて、丸く見えますが、後世に削られたと思われています。小さいですが国の史跡です。

収塚古墳全体

百舌鳥古市古墳群とその周辺、堺市から羽曳野市、藤井寺市にかけてはこの程度の規模の古墳が街の中のいたるところに存在しています。しかし、残念ですが近代から現代の経済成長と都市化のなかでその多くは宅地造成などで失われてしまいました。

百舌鳥古墳群ビジターセンター

収塚古墳のうらはもう仁徳天皇陵です。濠にそって進むとほどなくビジターセンターにつきます。電車で移動してきた疲れを癒しましょう。

展示コーナーやシアターがあり仁徳天皇陵や百舌鳥古市古墳群の基礎知識を知ることができます。ガイドなど印刷物も手に入ります。記念品や飲み物の販売もあります。お手洗いもあります。

ビジターセンター前景

百舌鳥古墳群ビジターセンター

営業時間 9:00~18:00  利用料金 無料   休館日 年末年始  トイレあり

百舌鳥古墳群ビジターセンター

仁徳天皇陵(大仙陵古墳) 世界遺産 百舌鳥古墳群にある日本最大の古墳

仁徳天皇陵 拝所

ビジターセンターからさらに進むと仁徳天皇陵の正面にあたる鳥居のあるおごそかな場所に着きます。砂利は細い平行線上になるよう整えられています。ここが拝所と言われるところです。

仁徳陵拝所の古風な宮内庁看板と拝所

さて、仁徳天皇陵はここから先には入ることができません。宮内庁の管理エリアです。

拝所の厳かできれいに整備された景色、整えられた白砂利を眺めたり、濠や古墳のこんもりした森を見て古代いにしえへの思いをのんびり味わってはいかがでしょうか?

仁徳陵の拝所から見た濠
仁徳陵の拝所前の様子

仁徳天皇陵(大仙陵古墳)の話

仁徳天皇陵は全長が約500メートルあり、西暦5世紀の中ごろに作られたとされています。日本最大のお墓であり古墳です。墓の周りには3重の濠があり、外周は2850メートルとされており、歩いて一周するのに約1時間かかります。

エジプトのクフ王のピラミッド、中国にある秦の始皇帝陵と並び、世界三大墳墓と呼ばれています。2019年に周辺の主な古墳(すべてではない)とともに百舌鳥古墳群として世界遺産に登録されました。

周りには陪塚(ばいちょう)と呼ばれる関係者などを葬った小さな古墳が多数あります。

大部分が立ち入り禁止エリアになっていますが、南側に「拝所」と呼ばれるエリアがあり、濠の内側にある陵を直接見ることができます。

研究で築造された時代がわかってきていますが、日本最古の歴史書のひとつの『日本書紀』に記された仁徳天皇の在位した時代とが合わなくなってきたとのことです。今後の調査が待たれます。

仁徳天皇陵古墳百科

大仙公園(だいせんこうえん)

さて、仁徳天皇陵をぐるっと一周したいところですが、それは次回です。今回は拝所前からビジターセンターへ戻り、信号で道路を渡り大仙公園へ向かいます。この道路は自動車の交通量が多いので気をつけて渡ってください。

道路の向かい側は広大な大仙公園の森と草原です。その中に堺市博物館もあります。信号を渡ったところが大仙公園の入り口なので入っていきます。左手にはカフェがあります。

とても広い園内です。歩いていると背の高い塔が見えてきます。堺市平和塔です。

大仙公園入口あたりから平和塔を望む

堺市平和の塔は堺市民の戦没者の慰霊碑として1971年に建設されました。礼拝堂も併設されています。しかし、もともと一般者が中に入ることのできない構造でしたので、現在も中に入ることはできません。

西へ平和塔へ向かって歩いていくと左手に堺市博物館へ向かう道がみえてきます。そこを左へ入り正面に見える堺市博物館へ向かいます。

大仙公園(だいせんこうえん)

茶室「伸庵・黄梅庵」

堺市茶室「伸庵・黄梅庵」の入口

すると右手に堺市が運営する茶室「伸庵・黄梅庵」の入り口があります。ここでは手軽に「お茶」を楽しむことができます。

堺市茶室「伸庵」「黄梅庵」

堺市博物館

今回はそのまま堺市博物館に向かいます。

堺市博物館全景

堺市博物館では常設展では「百舌鳥古墳群と堺の歴史・文化」をテーマに展示があります。

初めに映像で百舌鳥古墳群の成り立ちを知ることができるミニシアターがあります。

百舌鳥古墳群の展示では大量の出土品の展示があります。埴輪や鉄製品などです。中世以降は堺に伝来した鉄砲などの展示があります。

企画展も行われることがあります。

堺は日本の古代から中世までは日本の玄関口としての役割を果たした自治都市でした。その歴史を知ることができます。

堺市博物館

観覧料 一般200円 高校生・大学生100円  中学生・小学生50円

 開館時間 9:30~17:15(入館は16:30まで) 

 ※詳しくは下記リンクの市役所などのWEBサイトで情報をご覧ください。

堺市博物館
堺市博物館公式WEBサイト。世界遺産の百舌鳥古墳群をはじめ堺の歴史・文化を紹介している博物館です。パズルコーナーなど無料で利用できるコーナーもあります。

博物館を出て歩いていきましょう。

孫太夫山古墳

堺市博物館を出てまっすぐ行くと正面に小型の古墳があります。公園内にはこのような小規模な古墳がたくさんあります。

前述したように仁徳天皇陵の陪塚です。埋葬物など詳細は不明です。

小さな古墳ですが、すぐそばで見られるのはいいことです。

孫太夫山古墳

次回へ続く  駐車場など

ビジターセンター横などいくつかの駐車場がありますが、万博開催中やシーズン中は混雑が予想されるため鉄道など公共交通で訪問されることをおすすめします。

園内は広いので芝生のうえやベンチでランチを食べるのもいいでしょう。

まだまだ見どころはありますので続きは続きの記事で。

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